●今回の研究会●
幼児クラスの報告では、幼児数人の年少から年長までの月々のにじみ絵を全て並べて観賞すると共に、その子の成長する様子を伺いました。幼児にとってのにじみ絵の意味を直感して頂ける機会となりました。
また小学生クラスの報告では、お話のテーマごとに、数人の児童のにじみ絵を並べて観賞し、同じテーマで描いても、やはりそこには個性がにじみ出てくること、幼児期とは異なる指導の方向性を感じて頂けるひとときとなりました。
●参加者の感想より●
子どもの心の変化、きっと本人も気づいていないことが出てきているのだと思いました。
自分に向きあう時間を作ることの大切さを感じています。
(美術教諭)
筆を動かしている子どもたちの1人ひとりの心や動き、時間を大切にしているのがわかり、
また、その時間が幼児期に必要だと強く思いました。
小学校の子の色への興味・関心が、色あそびから次への段階というのがよくわかりました。
年齢にあった課題への取り組み、そして「命の色」ということがとても印象に残りました。
(保育園教諭)
自分を表現する時間の大切さ、それを積み重ねることが本当に貴重な体験なのだと思いました。
にじみ絵のすばらしさを知ることができました。
*子どものにじみ絵を見て*(今回は愛児園の子ども達のにじみ絵を見せて頂きました。)
その時々の、その子の状況があらわれているというのが、3年間の絵をながめて、顕著に見て取れ
子ども達の成長・発達に間近で寄り添ってきた者として、興味深かったです。
(ゲスト参加 愛児園教諭)
改めてにじみ絵の素敵さ、鮮やかさ、力強さを感じました。
自分のまわりの子どもたちに、にじみ絵とふれあう機会を地道に作っていきたいと感じました。
(学童指導員)
紙と色と、自分に向かい合っている子どもの姿が目に浮かびました。
小学校クラスでは、幼児期のにじみ絵でのあそびを充分楽しんできたからこそ、色の響き合いの
各テーマに集中して取り組んでいるように思います。お話しのテーマの作品は、色の質を感覚として理解しながら描いているように思いました。
(アトリエ主宰)
色の世界で自由に遊ぶ幼児期から小学生の課題、
色と色との響き合いの体験を年齢にあったお話を聴き、
子どもたちの中でファンタジーを働かせて描くことの大切さが伝わってきました。
1年生のシンプルな課題は、より個性が際立つものだと感じました。
(幼稚園教諭)
一人ひとり、最初から卒園に至るまで、
子どもの成長の様子を伺うことができ、とても興味深かった。
(アトリエ主宰)